TABA – TAMAGAWA ALL BREWERIES ALLIANCE

「日本空間デザイン賞」入選の店内で
味わう、人々を魅了するクラフトビール

2021.11.25 INTERVIEW

川崎区本町にある、東海道BEER川崎宿工場。「飲みたいビールが無いから自分で造った」と語る醸造技師の田上達史氏が生み出すクラフトビールは川崎という街が凝縮されている。東海道BEER川崎宿工場のフラッグシップビールは、柑橘のような上質な香り、苦味が調和された豊かな味わいの「1623」。「日本空間デザイン賞」入選の店内では常時6〜7種類のクラフトビールを楽しむことができる。

京急川崎駅、JR川崎駅北口からほど近い東海道BEER川崎宿工場。
使われていない不動産スペースを有効活用しようという川崎市の企画がきっかけで、2018年12月に開業された。
東海道BEER川崎宿工場を経営しているのは、川崎で建築設計・施工業を営む「株式会社岩田屋」。
岩田屋は元々輸入ガラス商で、現在ではガラス工芸教室も経営している創業127年の老舗である。
“岩田屋のブルワリー”ということを意識していることから、東海道BEER川崎宿工場では和の装いと現代的な雰囲気を感じることができる。
店の入口はイチョウとトンボの透かしガラスの引き戸で、夜になると店の明かりが透けて幻想的だ。
店内は江戸切子の要素が照明やビールグラスなど細部にまで散りばめられている。
席についた際の視線の先には、川崎の工場夜景のようにライトアップされたステンレスタンクがあり、それを眺めながらビールを飲むことができるのも大きな魅力のひとつ。

そんな店内では、常時6~7種類のクラフトビールが楽むことができる。
東海道BEER川崎宿工場設立以前に、醸造技師の田上達史氏が手掛けていた別のビール工場では、個性が強く、他では絶対に飲めないスタイルのビールを造られていた。
しかし、東海道BEER川崎宿工場で造られているクラフトビールは、今までのスタイルを少し残しつつ、誰もが親しみやすく飽きないクリアな味わいを大切にしている。

どんなスタイルでも造りだすことができる田上氏。
そんな田上氏が手掛ける、東海道BEER川崎宿工場のクラフトビールは、「個性」と「調和」がもたらす旨味を存分に感じることができ、多くのクラフトビールファンを魅了している。
なかでもフラッグシップビールの「1623」は大量のアロマホップを使用した柑橘のような上質な香りと、心地の良い苦味、飲んだあとの爽快感が印象的だ。
また、2023年に東海道川崎宿は400周年を迎えるのだが、東海道BEER川崎宿工場は設立前から、この400周年を意識していたという。
400周年のお祝いの際に飲めて、さらにそこから400年間、市民に愛され飲まれ続けるようなビールを目指し造られたという背景を持つ「1623」は、過去・現在・未来をつなぐビールなのだ。

「美味しいビールができると楽しい。私にとってビールを造っている理由はそれだけです。私にとってクラフトビールとは、仕事ではありません。 楽しいからやっているだけですから。」そう語る田上氏。
醸造の楽しさが追究されたクラフトビール。
一口飲むと、もしかしたらこれまでの「ビール」という固定観念が崩れるかもしれない。
しかし、そこには新たな出会いと発見、「個性」と「調和」が織りなす美味しさがある。
店頭にてボトルでの販売もしているが「お土産として購入」するのではなく、ぜひ川崎で、お店で、「味を感じて」ほしい。

東海道BEER川崎宿工場

  • 神奈川県川崎市川崎区本町1-4-1 Google Map

    川崎駅北口から徒歩9分

    044-272-3639

    営業時間 水〜金 17:30~22:00/土・日・祝 14:00~22:00
    定休日 月・火

RECOMMENDこのブルワリーのおすすめを飲んでみよう

  • 1623

    IPAらしさはしっかりありながらも、どこか優しい紳士的な印象のクラフトビール。大量のアロマホップを使用しているため、上質な香りが際立ち、その一方で、心地良い苦みをも感じることができ、ブルワリーが目指す“調和”が旨味として体現されている。ブルワーの腕が光る「これぞ看板ビール」な爽快な一杯。

  • 薄紅の口実

    県立川崎高校の養蜂部が育てたハチミツと、いちごを使ったクラフトビール。いちごの爽やかな酸味と、ハチミツの優しい甘さ、麦芽の旨味のハーモニーを楽しむことができる一杯。甘すぎずスッと飲めてしまう、美しい紅色の「薄紅の口実」は、どんな方にもおすすめ。

  • 1623

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