ビールの味わいを、音楽とともに
2022.10.8 INTERVIEW
街の人が行き交う十字路に建つ、ブルワリー&タップルームのオーナー上地風吾氏。音楽にまつわる名前をつけたビールを提供しており、店内はイラストやポスターなどさまざまなカルチャーに触れることができる。日ごとに変わるスタッフによりお店の色も変わり、毎日行っても新しい出会いがあるアットホームな場所だ。
小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩約7分。住宅街の中の見通しの良い十字路の角地に立つのが目的地・RIOT BEERだ。
オーナーの上地風吾氏は、学生時代をアメリカの大学で過ごしビール好きに。「アメリカのようにビールを楽しめる場所を作りたい」とビアバーを開くことを決意して、2018年4月にお店をオープンさせた。
店内・外含めて10席ほど。さまざまなイラストやポスターが店内に飾られるアットホームな雰囲気の店の奥に醸造施設がある。仕込み釜は2つで、一度に200リットルのビールを仕込むことができる。小さい設備ながらも、回転が早くいろいろなビールを造ることができるのが強みで、店内で提供する10タップは全てオリジナルビールがラインナップされている。 お店に立つスタッフは曜日ごとに変わり、ミュージックデーやおばんざい提供デーなど、曜日によってお店の色が変わるのも魅力のひとつ。上地氏と木・金曜日スタッフのコミナミ氏は音楽好きということもあり、店内が音楽好きの人たちで賑わう日も。
定番ビールは10種類以上。地元や横の繋がりを大切にしており、知人が作った農作物を原材料したビールを造ることもある。
上地氏が音楽好きということもあり、ビールの名前は音楽にまつわるもので設定。特定の曲からインスピレーションを受けてビールの味わいを決めることもあれば、でき上がったビールを飲んで「この曲っぽい!」とテーマ曲を決めることもあるのだとか。
看板ビール「Salvation」は、アメリカのパンクロックバンド・Rancidの曲「Salvation」の曲にちなんだパンクロックな1杯。メニュー表に「モッシュビットを熱くキメたいシンガロングな1杯」と書かれた通りな印象で、柑橘系のホップが少し荒ぶったように効きつつも、トータルするとモルト感・アルコール感など全てが綺麗に礼儀正しく整った味わい。 様々な人とカルチャーが交差するこの場所は、日々ビールも人もアップデートされ、新しい視点でビールを楽しむことができるはずだ。
RIOT BEER
販売店・飲食店
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RIOT BEER
東京都世田谷区砧5-11-10 Google Map
祖師谷大蔵駅から徒歩6分
050-5809-9387
営業時間 15:00〜21:00(平日)、12:00〜21:00(土日祝)
定休日 年中無休
RECOMMENDこのブルワリーのおすすめを飲んでみよう
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SALVATION
Rancidの曲「Salvation」の曲にちなんだパンクロックな1杯。メニュー表には「モッシュビットを熱くキメたいシンガロングな1杯」とあるが、本当にその通りな印象で、柑橘系のホップが少し荒ぶったように効きつつも、トータルするとモルト感・アルコール感など全てが綺麗に礼儀正しく整っている感じ。
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MYTH
アメリカのポップバンド・Beach Houseの「Myth」をイメージした曲で、現在ヘッドブルワーをつとめるナナさんのデビュー作ビール。柑橘がガッツリ効いてて香り高いけど、酸味が強いわけではない、優しいベルジャンホワイト。メロウな曲調にピッタリな味わい。