TABA – TAMAGAWA ALL BREWERIES ALLIANCE

全国の特産物と人を結ぶ中継地点

2024.9.11 INTERVIEW

羽田空港からほど近い、複合施設「羽田イノベーションシティ」。この施設内に2020年7月にオープンしたのが「HANEDA SKY BREWING」だ。醸造責任者として働く北川文也さんによると、オープン当時はコロナ禍真っ只中ということもあり、空きテナントが目立ち閑散としていた。そんななか、酒類の提供禁止などいくつもの困難な状況を乗り越えながら、お店は2024年で4年目を迎えた。

「HANEDA SKY BREWING」には、系列店として営む「羽田バル」と「RE.beer」がある。そこで自社ビールを醸造し、羽田バルで提供したいという想いから、HANEDA SKY BREWINGが誕生。現在では、2つ目の醸造所としてRE.beerも開業している。はじめは醸造に携わったことのないスタッフたちが手探りの状況でビール作りをしていたこともあり、苦労も多かったという。

羽田空港に近いこともあり、近年ではインバウンド客の利用も多い。施設内で働くオフィスワーカーや近隣住人、Zepp Hanedaのライブ帰りに立ち寄る人など、訪れる人は多種多様。ビールをテイクアウトして、飛行機の発着を眺めながら近くの足湯で疲れを癒す人もいるそうだ。

HANEDA SKY BREWINGの手がけるビールは、モノ・人の発着地である羽田空港にあるということもあり、全国さまざまな地域の特産物とかけあわせたクラフトビールと出会える中継地点的な役割を果たしているのが特徴だ。

看板ビールの「天空IPA」は、原材料に大田区産の海苔を使用したIPAで、苦みとコクのバランスが良く、食事にも合わせやすい一杯。また、原材料にシャインマスカットを使用した「グレープエール」は白ワインやスパークリングワインのような味わいが特徴的で、普段あまりビールを飲まない人にもおすすめ。

北川さんがビール作りのコンセプトとしているのは、帰宅する前に立ち寄った場所で、笑顔になれるビールづくり。さまざまな人が集まるロケーションにあるからこそ、誰でも美味しく楽しめるような、バランスの取れた味わいのビールになるよう心がけているという。

地域の特産物を使用したビール作りでは、ニンニクやカニなど、ビールの副原料としては珍しいものも多い。しかし、与えられた課題を乗り越えていくことを楽しみながら北川さんは日々挑戦を続けている。そんな北川さんが目指すのは、HANEDA SKY BREWINGのタップを自社のビールで埋めつくすこと。そして、地域連携クラフトビールで47都道府県を制覇することだ。

HANEDA SKY BREWING

  • 東京都大田区羽田空港1-1-4 羽田イノベーションシティ2F Dゾーン Google Map

    京浜急行空港線 天空橋駅から徒歩3分

    03-5579-7350

    11:00~23:00(月〜日)
    年中無休

RECOMMENDこのブルワリーのおすすめを飲んでみよう

  • 天空IPA

    原材料に大田区産の海苔を使用したIPA。苦みとコクのバランスが良く、食事にも合わせやすい一杯。すっきりとしているので何杯でも飲めるビール。

  • グレープエール

    原材料にシャインマスカットを使用したグレープエール。飲み口は白ワインやスパークリングワインのような味わいで、普段あまりビールを飲まない人にもおすすめのビール。最初の一杯にもぴったり。

  • 天空IPA

    原材料に大田区産の海苔を使用したIPA。苦みとコクのバランスが良く、食事にも合わせやすい一杯。すっきりとしているので何杯でも飲めるビール。

  • グレープエール

    原材料にシャインマスカットを使用したグレープエール。飲み口は白ワインやスパークリングワインのような味わいで、普段あまりビールを飲まない人にもおすすめのビール。最初の一杯にもぴったり。