クラフトビールでより豊かに
つながる、広がる、人やコト
2022.1.6 INTERVIEW
二子玉川の街で生まれたローカルクラフトビールが飲める、ふたこビール醸造所。店内は地域の人々がビールでつながるコミュニティの場としての機能も果たしている。常連のお客様との交流、お店と常連のお客様との交流、そしてお客様同士の交流で賑わう店内でビールを味わえば、心も体もふわりと軽やかになるはず。
東急田園都市線・大井町線二子玉川駅からほど近い、ふたこビール醸造所。
二子玉川の街づくりの一環でスタートし、今年で設立7年目を迎える。
ふらりと立ち寄ると憩いの場のような温かみがあり、一軒目にも二軒目にもおすすめなアットホームな雰囲気の店内が迎えてくれる。
醸造所名の由来はそのまま「ふたこたまがわ」の頭「ふたこ」。最近は通称「にこたま」が一般的になっているが、昔から住んでいる人はみんな「ふたこ」と呼ぶ。
二子玉川の街で、住民の方々の「あったらいいな」から始まったふたこビール醸造所は、世田谷産のホップを使用し、街のシンボルとなる二子玉川発のクラフトビールが楽しめる。
「街の人に愛される醸造所であるために、街の人に愛されているものを取り入れたのは正解だったなと感じている」と、醸造家の市原尚子氏は語る。
そんなふたこビール醸造所のビールは、味わいや香りのバランスを大切にしており、おいしく飲み進められるよう考えられている。
中でも看板ビールのフタコエールは、上品で香りが良く、何杯でもおかわりしたくなるようなスッキリとしたバランスの良い味わいで、女性でも飲みやすいのが特徴。
毎年、日々の感謝を込めて、設立記念日の2月5日(ふたこ)、社名にちなんだ時刻の6時6分(むぎむぎ)に常連のお客様と看板ビールで乾杯をする恒例イベントを、多摩川の河川敷にて行っている。
市原氏は、「ビールが街の景色に溶け込み、お客様が笑顔になっているところを見ると、やっぱり嬉しい。」と話す。
続けて、「地域の方々がいつでもふらっと立ち寄れる場所、ビールでつながり、広がる人やコト。何しろ、ブリュ―パブのパブは”public”の略。大衆向けの酒場であり、地域の社交場でもあります。そして、『醸造する』のほか、『混ざり合う』や『企む』などの意味をもつ”brew”と同じく、ふたこビール醸造所も『面白いことをたくさん企む地域のコミュニティの場でありたい』と願っています。」と語ってくれた。
実は、コーヒーにも力を入れていて、昼はコーヒー、夜はビールを楽しんでもらいたいそう。
もちろん、お昼時のビールも大歓迎。
ふたこビール醸造所のビールは店内で味わうことができる。
ビールと、そこで出会う人達との交流を楽しみに訪れてみてほしい。
ふたこビール醸造所
販売店・飲食店
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ふたこビール醸造所
東京都世田谷区玉川3-13-7 Google Map
二子玉川駅から徒歩5分
03-6411-7125
営業時間 水〜日 11:30~22:00
定休日 月・火曜 -
ふたこビール瀬田醸造所&Unagiya Taproom
東京都世田谷区瀬田5-2-1 Google Map
用賀駅から徒歩10分
03-6432-7025
営業時間 金~日 12:00~20:00
定休日 月~木
RECOMMENDこのブルワリーのおすすめを飲んでみよう
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FUTAKO ALE
ブルワリーの名を冠する看板クラフトビールの1つ。麦芽の旨味やホップの華やかな香り、苦みが楽しめ、すっきりした飲み口が特徴。「FUTAKO ALE」は、こうしたバランスから生まれる心地良い“クセのなさ”があり、難しいことを考えずに、スルッと美味しく飲めてしまうビール。
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COFFEE STOUT
「WOODBERRY COFFEE ROASTERS」というコーヒー店とコラボしたオリジナルの豆「NIKOTAMA BLEND」を使用して醸造されているクラフトビール。コーヒーの酸味を感じたあと、アルコールの甘みを喉元で感じることができる。コーヒーを飲む時ように、ゆっくりと味わうのがおすすめ。