音楽が人と人をつなぐように、
クラフトビールは人と人とをつなぐ鍵となる
2021.12.31 INTERVIEW
海外でホームブリューイングを飲んで感動し、鍵屋醸造所を始めた店主兼醸造家の佐藤学氏。佐藤氏は、「人と人とをつなぐ、鍵のようなビールを造っていきたい。」と語る。鍵屋醸造所のビールは風味豊かなエールビールが多く、ほのかな甘味が感じられる飲み心地が魅力で、ビールが苦手な人からも好評だ。
JR南武線鹿島田駅東口から徒歩1分の場所にある鍵屋醸造所直営店、Cafe CLUB KEY 鹿島田店。
ブルワーの佐藤学氏は、過去に音楽活動のためイギリスで数年過ごし、現地のパブで演奏していた経験がある。そのためか、店内にはギターや、マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウェストウッドの写真が飾られている。
ホームブリューイングが盛んな海外で自由なビールに触れたことで、ビール造りに興味を持ちはじめた醸造家の佐藤氏。「地元密着で人が集い、自分で造るビールや音楽が楽しめる場を作りたい。」と考えていたころ、知り合いから道具を譲り受けたことから、クラフトビールの醸造をスタートした。
鍵屋醸造所のクラフトビールは、甘みと苦味のバランスがとれた、クラフトビールに慣れ親しんだことが無い方でも、もちろんクラフトビールが好きな方でも、飲みやすいものを目指している。
ハーブやホップを大量に使用するなど、特徴のあるビールを造ることも多いそうだが、基本は麦本来の味を楽しめるよう、優しくほのかに甘い口当たりのビールが特徴的だ。
フラッグシップの「Mellow Yellow IPA」は、多種類のホップを使用することによる豊かな香りとフルーティーな味わいと、シルクのような口当たりが印象的なビールだ。
Cafe CLUB KEYの内装は、トイレ以外すべてDIYで造られている。
佐藤氏が自ら木を削り、理想の店内を作り上げた。エレガントなダマスク柄の壁紙も、佐藤さんがイギリスから取り寄せたもの。
お店に入ってみると、ブリティッシュパブの雰囲気を味わうことができ、実際にイギリスに訪れたような気分になれる。
鍵屋醸造所のコンセプトは、”人と人とを繋ぐ鍵になるビールを造ること。”
そして、”イギリスのパブ文化のような老若男女が会話を楽しむきっかけになるようなビールを造ること。”
「クラフトビールを通して人と人とが繋がり、そこから化学反応的にアイデアがうまれ、さらに面白いものができていくクリエイティブなものと思います。今後は沢山の人と繋がり、そしてビール文化を通して繋げる役割を果たしていきたいです。」と語る佐藤氏。
実際に一人で来られたお客様も、横にいる方々と自然に会話がはじまり、いつの間にかつながることができるのが、パブやバーの醍醐味。
美味しいビールは音楽のように、隣にいる人を自然に、瞬く間に、友人にしてくれる。
鍵屋醸造所のビールは、「Cafe CLUB KEY 鹿島田店」で楽しむことができる。
ビールでつながる人の輪を楽しみに訪れてみてはいかがだろうか。
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販売店・飲食店
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Cafe CLUB KEY
神奈川県川崎市幸区鹿島田1-19-7 Google Map
鹿島田駅東口から徒歩1分
044-280-7905
営業時間 17:00～24:00
定休日 年末年始
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Mellow Yellow IPA
シトラ、モザイク、カスケードなどの5種のホップを使用した、華やかで、フルーティーな味わいのクラフトビール。ホップ由来の香味に加え、乳糖によるまろやかな飲み口が楽しむことができる。風味が際立つ「Mellow Yellow IPA」は、オーツ麦も使用しているため、シルクの様な口当たりが表現されている。
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Purple Haze
クローブなどのハーブ3種類をたくさん入れて醸造しているため、香りのインパクトが強く印象に残る「Purple Haze」。刺激的でありながら、バニラのような香りが特徴。いわゆる、「ポーター」というよりも、ハーブビールや薬草酒を彷彿とさせるクセになる味わい。官能的な甘みは、ゆっくりとクラフトビールを楽しみたい方にピッタリ。